八村がNBAでデビュー 先発は日本選手で初めて 初得点はゴール下

[ 2019年10月24日 09:58 ]

ゴール下でシュートに持ち込むウィザーズの八村(AP)
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 NBAのドラフト全体9番目に指名されたウィザーズの八村塁(21)が23日にテキサス州ダラスで行われた今季開幕戦のマーベリクス戦に先発出場。日本人選手のNBA出場はサンズの田臥勇太(2004年)、グリズリーズの渡辺雄太(2018年)に次いで史上3人目だが、先発では日本人選手通算20試合目で初めてとなった。

 ドラフトから125日目でのレギュラーシーズン初戦。初得点は試合開始2分36秒で、チームメートのブラドリー・ビール(26)のロングパスを受けて左のコーナーからゴール下にもぐりこみ、マッチアップしていた221センチのクリスタプス・ポルジンギス(24=ラトビア出身)と208センチのマキシー・クレバー(27=ドイツ出身)の2選手のマークをかわし、フェイクをかけたあとに記念すべきNBA初得点を決めた。4分20秒、左サイドから放った3点シュートは外したがその5秒後に正面から放ったジャンプシュートを成功し、序盤から早くも存在感を示した。

 ウィザーズは大黒柱のガード、ジョン・ウォール(29)がアキレス腱の断裂で今季の出場は絶望的。その代役として補強した前ナゲッツのアイゼイア・トーマス(30)も手の負傷で開幕には間に合わず、2季目のトロイ・ブラウンJR(20)とベテランのC・J・マイルズ(32)も故障で離脱。チーム状況が極めて苦しい中での八村のデビューとなった。

 <日本人NBA選手のデビュー戦>

 ◆田臥勇太(サンズ)=2004年11月3日、開幕戦の対ホークス戦。途中出場で10分プレー。フィールドゴール(FG)の成功は3点シュートの1本(試投数も1本)、フリースロー(FT)を4本すべて成功させて7得点。1アシスト、1ターンオーバー、1反則。出場時間帯のチームスコアはマイナス8点。試合は112―82で勝利。

 ◆渡辺雄太(グリズリーズ)=2018年10月28日、開幕から5戦目となった対サンズ戦。途中出場で5分プレー。FG試投はなし。FT2本を決めて2得点。2リバウンド。出場時間帯のチームスコアはマイナス4点。試合は117―96で勝利。

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