八村の2戦目は「背番号8」同士の対決 サンダーのガリナリは開幕戦で21得点

[ 2019年10月24日 16:48 ]

ジャズ戦で21得点を挙げたサンダーのガリナリ(AP)
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 開幕戦でマーベリクスに敗れたウィザーズはテキサス州ダラスからオクラホマ州オクラホマシティーに移動し、25日(日本時間26日)にサンダーと対戦。そのサンダーも23日に敵地ソルトレイクシティー(ユタ州)で開幕戦を行ったが、地元のジャズに95―100(前半46―49)で敗れた。

 それでも八村と同じ背番号が「8」で、ウィザーズ戦でのマッチアップが予想されているイタリア出身のパワーフォワード、ダニロ・ガリナリ(31)は28分出場して21得点と7リバウンドをマークするなど力を発揮。クリッパーズ時代の昨季には自己最多の19・8得点を記録しており、八村にとってはマーベリクス戦のクリスタプス・ポルジンギス(24)同様に“欧州の壁”として立ちはだかりそうだ。

 ポルジンギスが221センチならガリナリも208センチと長身。203センチの八村にとっては2戦連続で“高さ”との戦いになる。しかもガリナリの昨季の3点シュート成功率はリーグ5位の43・3%。ジャズ戦でも5本中2本を成功させており、ポルジンギス同様にアウトサイドにいるときも警戒は怠れないだろう。

 ガリナリは2008年のドラフトで全体6番目にニックスに指名されてNBA入り。2011年にナゲッツ、2017年にクリッパーズに移籍したが、2季目以降は10季連続で2ケタ得点をマークしている。今季の年俸は2262万ドル(約24億7000万円)。八村はルーキーながら9番目指名ということもあって今季年俸は447万ドル(約4億9000万円)に達しているが、ガリナリは実績でもサラリーでも八村を上回っている。

 サンダーは敗れたとは言え、ロケッツから移籍してきたポイントガードのクリス・ポール(34)が22得点、ガリナリと同じくクリッパーズから移籍してきたシューティングガードのシェイ・ギルジャスアレクザンダー(21)も26得点とチームの三本柱は好調。故障者を多く抱えるウィザーズにとっては試練の「ロード第2戦」になりそうだ。

 なお23日には各地で11試合が行われ、セルティクスからネッツに移籍したポイントガードのカイリー・アービング(27)が地元ブルックリン(ニューヨーク州)で行われたティンバーウルブス戦で50得点をマーク。1984年にトレイルブレイザーズのキキ・バンダウェー(現NBA副社長)がキングス戦で樹立していた新天地初戦での最多得点記録(47得点=対キングス)を35年ぶりに更新した。しかし試合は延長の末に126―127(前半57―68、延長11―12)で敗れ、ホームでの開幕戦を白星で飾ることはできなかった。

 <23日の開幕戦の結果>

*ホーネッツ―126―125ブルズ
ピストンズ119―*ペイサーズ
*マジック94―85キャバリアーズ
*76ers107―93セルティクス
ヒート120―101*グリズリーズ
ティンバーウルブス127―126(延長)*ネッツ
*マーベリクス108―100ウィザーズ
*スパーズ120―111ニックス
*ジャズ100―95サンダー
ナゲッツ108―100*トレイルブレイザーズ
*サンズ124―95キングス

 *はホームチーム

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