八村のNBAデビュー戦前半は8得点&4リバウンド チームは48―62と劣勢

[ 2019年10月24日 11:00 ]

ベンチで戦況を見守る八村(AP)
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 NBAのドラフト全体9番目に指名されたウィザーズの八村塁(21)が23日にテキサス州ダラスで行われた今季開幕戦のマーベリクス戦に先発出場。日本人選手のNBA出場はサンズの田臥勇太(2004年)、グリズリーズの渡辺雄太(2018年)に次いで史上3人目だが、先発では日本人選手通算20試合目で初めてとなった。

 初得点は試合開始2分36秒で、ゴール下でマッチアップしていた221センチのクリスタプス・ポルジンギス(24=ラトビア出身)と208センチのマキシ・クレバー(27=ドイツ出身)の2選手のマークをかわし、フェイクをかけてあとに記念すべきNBA初得点を決めた。4分20秒、左サイドから放った3点シュートは外したがその5秒後に正面から放ったジャンプシュートを成功し、アイザック・ボンガ(19=ドイツ出身)のアシストを受けて再びゴール下でシュートを決めた。

 第1Qは6分28秒の出場で6得点。第2Qに入ると27―35で迎えた4分30秒からコートに登場し、ブラドリー・ビール(26)が自陣ゴール下から投げたロングパスに反応してゴール下でこの日4本目のシュートを成功させた。

 前半で八村は14分2秒出場してフィールドゴール(FG)を6本中4本成功させて計8得点と4リバウンドをマーク。しかしマーベリクスは、スロベニア出身で昨季のNBA新人王に輝いたルカ・ドンチッチ(20)が前半だけで20得点をマークして62―48とウィザーズをリード。第1Qに八村のマッチアップしていた際には無得点だったポルジンギスもその後12得点を稼ぎ、序盤ではマーベリクスが主導権を握っている。

 <日本人NBA選手のデビュー戦>

 ◆田臥勇太(サンズ)=2004年11月3日、開幕戦の対ホークス戦。途中出場で10分プレー。フィールドゴール(FG)の成功は3点シュートの1本(試投数も1本)、フリースロー(FT)を4本すべて成功させて7得点。1アシスト、1ターンオーバー、1反則。出場時間帯のチームスコアはマイナス8点。試合は112―82で勝利。

 ◆渡辺雄太(グリズリーズ)=2018年10月28日、開幕から5戦目となった対サンズ戦。途中出場で5分プレー。FG試投はなし。FT2本を決めて2得点。2リバウンド。出場時間帯のチームスコアはマイナス4点。試合は117―96で勝利。

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