八村がNBA日本人選手の最多得点記録を樹立 第3Qまでに12得点

[ 2019年10月24日 11:36 ]

ゴール下でシュートに持ち込むウィザーズの八村(AP)
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 NBAのドラフト全体9番目に指名されたウィザーズの八村塁(21)が23日にテキサス州ダラスで行われた今季開幕戦のマーベリクス戦に先発出場。日本人選手のNBA出場はサンズの田臥勇太(2004年)、グリズリーズの渡辺雄太(2018年)に次いで史上3人目だが、先発では日本人選手通算20試合目で初めてとなった。

 八村は前半で8得点。第3Qに入るとゴール下で221センチのクリスタプス・ポルジンギス(24)と208センチのマキシー・クレバー(27)の2人にシュートを2度ブロックされたものの、オフェンス・リバウンドから2度シュートをねじ込むなどインサイドで奮闘。第3Qの8分16秒、スティールから速攻を仕掛けたブラドリー・ビール(26)のレイアップは外れたが、これをフォローした八村がティップして12得点目。この瞬間、昨年2月7日のサンダー戦でグリズリーズの渡辺雄太(25)がマークしていた10得点(出場26分46秒)を上回り、NBAデビュー戦で日本人選手の最高得点記録を書き換えた。

 ただし試合は苦戦。昨季の新人王に輝いたマーベリクスのルカ・ドンチッチ(20)には32得点を許し、第3Qを終えてウィザーズは68―91と点差をつけられている。

 <日本人NBA選手のデビュー戦>

 ◆田臥勇太(サンズ)=2004年11月3日、開幕戦の対ホークス戦。途中出場で10分プレー。フィールドゴール(FG)の成功は3点シュートの1本(試投数も1本)、フリースロー(FT)を4本すべて成功させて7得点。1アシスト、1ターンオーバー、1反則。出場時間帯のチームスコアはマイナス8点。試合は112―82で勝利。

 ◆渡辺雄太(グリズリーズ)=2018年10月28日、開幕から5戦目となった対サンズ戦。途中出場で5分プレー。FG試投はなし。FT2本を決めて2得点。2リバウンド。出場時間帯のチームスコアはマイナス4点。試合は117―96で勝利。

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2019年10月24日のニュース