ウィザーズ・八村、大勝デビューだ!!気合十分「やっとという気持ち」

[ 2019年10月24日 05:30 ]

NBA19~20年シーズン 23日開幕

開幕戦に向けて調整する八村(中央)
Photo By 共同

 NBAは22日、74回目のシーズンが開幕した。ウィザーズは23日午後7時半(日本時間24日午前9時半)から敵地でマーベリックスと対戦する。ドラフト1巡目新人の八村塁(21)は先発が確定しており、出場すれば日本人として史上3人目。04年の田臥勇太、昨季の渡辺雄太は共に初陣を大勝で飾っており、八村も白星デビューを狙う。チームは22日にワシントンでの調整後、ダラス入りした。

 22日に本拠地ワシントンで行われた開幕戦の前日練習。公開された終盤に、八村は3点シュートの感覚を入念に確認した。オープン戦は出場4試合全てに先発。ブルックス監督からマーベリックス戦の先発を明言され「やっとという気持ちの一言。凄く楽しみ。練習、試合を通じオフェンスでもディフェンスでもリバウンドでも、チームを助けられるところを見せられたのが要因」と力を込めた。

 NBAに出場した日本人は過去2人。初陣は04年の田臥が30点差、昨季の渡辺が21点差で大勝しており、八村も白星デビューを狙う。日本人として出場は3人目だが、先発は初。21歳8カ月15日での出場は最年少となる。1試合の最多得点(現在は渡辺の10点)、最多リバウンド(渡辺の5)なども更新する可能性が高い。

 鍵は過密日程への対応だ。NBAのレギュラーシーズンは82試合。30試合前後だった大学時代から2倍以上に増え、長距離移動と時差も伴う。開幕からいきなりのアウェー3連戦。ワシントンから3都市を巡る6日間の遠征の総移動距離は約5131キロに及ぶ。

 今季アウェーは3連戦が5回、4連戦が4回。夜の試合後に次の都市に移動して、チェックインが真夜中や朝方になることも多い。タフな移動に打ち勝つことも飛躍の条件だ。八村は「大変なこともあると思うけど、バスケに集中した環境でできることを楽しいと思いたい」と前を向いた。開幕戦開始は23日午後7時半。無限の可能性を秘めた挑戦へのティップオフとなる。

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2019年10月24日のニュース