渋野、Vへ新技ロブ!!「ウッズのように」青木コーチからアドバイス

[ 2019年10月24日 05:30 ]

ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・平嶋 理子)
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 賞金総額2億円を誇る秋のビッグトーナメント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は24日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部(6510ヤード、パー72)で開幕する。全英女子オープン覇者で、賞金ランキング2位の渋野日向子(20=RSK山陽放送)はオープンウイークに新たなアプローチショットを習得。“新技”を武器に賞金女王ロードを突き進む。

 初めて臨む秋のビッグトーナメント。開幕前日に、渋野は感触を確かめながらプロアマ戦の18ホールを回った。特に入念にチェックしたのがグリーン周辺。「印象が強いのはグリーン周りかな。(自身にとっての)ポイントはグリーン周りと100ヤード以内です」と冷静に分析した。

 休養に充てた前週は、ウエッジしか握っていないという。「ウエッジの距離感が合っていないところがあった。グリーン周りのアプローチもかなりてこずっていたところもあったので、重点的に練習してきました」。10ヤード刻みで、課題だった距離感を調整。「今日の感じだと、多少は距離感は合ってきている」と手応えを口にした。

 調整だけでなく、新たなショットの習得にも取り組んできた。フェースを開き、高く上げて止める“ロブショット”のようなアプローチ。実は月曜日に米男子ツアーの会場に赴く際、青木翔コーチから「最終的に目指すところはタイガー・ウッズのようなアプローチ。しっかり見てきなさい」とアドバイスを受けていた。世界の一流の技を目に焼きつけてきた20歳は「(ウッズの試合も)見たいですけど、自分も頑張ります」と力を込めた。

 賞金ランクは現在2位。女王レースの先頭を走る申ジエを約600万円差で追う。出場予定の国内ツアーは残り5試合。今大会には、国内最高の優勝賞金3600万円がかかっている。「今週は大事だと思っています。この試合で上位に行けば(賞金女王に)近づける」。この一戦の重要度は分かっている。

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