スコットランド協会CEO、日本戦は中止せず順延を「常識的に考えて」

[ 2019年10月11日 21:29 ]

記者会見するスコットランド・ラグビー協会のドッドソンCEO
Photo By 共同

 スコットランド・ラグビー協会のドッドソン最高経営責任者(CEO)は11日、横浜市内で取材に応じ、13日に予定されている1次リーグA組の日本―スコットランド(日産スタジアム)が台風19号の影響で当日行えない場合は「常識的に考えて1日順延するべきだ」と、日程を変えてでも実施することを求めた。

 大会規定では、1次リーグの試合は当日実施できない場合は順延せず、中止で引き分け扱いとなるため、スコットランドは敗退する可能性がある。同CEOは「弁護士と相談したら、日程を柔軟にできるはずとの意見をもらった。でも今は法的措置の可能性よりも、常識的な対応を考えて大会の権威を守ってほしい」と語った。

 13日の試合は両チームに1次リーグ突破の可能性があり「どのチームも4年間準備してきたし、世界中の人がこの試合を見たいと思っている」と試合の重要性を強調した。

 ワールドラグビー(WR)はドッドソンCEOの見解に対し「試合を実施できるように尽力しているのに残念だ。スコットランドも1次リーグの試合は翌日に延期されないことに同意している」との声明を出した。

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2019年10月11日のニュース