バレー男子日本 フルセット死闘制し4連勝!3位浮上逃すも42年ぶりメダル獲得へ望み

[ 2019年10月11日 22:22 ]

バレーボール男子W杯 第8日   日本3-2エジプト ( 2019年10月11日    グリーンアリーナ広島・大アリーナ )

<日本―エジプト>第1セット、スパイクを決める石川(奥)
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 バレーボール男子のワールドカップ(W杯)は11日、グリーンアリーナ広島の大アリーナと小アリーナで各3試合が行われ、世界ランキング11位の日本は同13位のエジプトと対戦。フルセットまでもつれる熱戦をセットカウント3―2で制し4連勝。勝ち点2獲得にとどまり、3位浮上は逃すも42年ぶりのメダル獲得へ望みをつなげた。

 日本は高橋の速攻や石川、西田のスパイクで連続得点するなど8-4と先行。さらに西田の連続サービスエースやバックアタックによる連続得点で16-7とリードを広げる。その後はエジプトのミスなどにも助けられ、最後は石川のスパイクが決まり25-14で第1セットを先取した。

 第2セットは相手のサーブに苦しみ12-16とリード許すと流れを変えるべく、石川に代えて柳田、西田に代えて大竹を投入。しかし、直後は追い上げを見せるもミスが続き18-25で落とす。

 第3セットは一進一退の攻防が続き終盤へ。21-23とリードを許すも関田の効果的なサーブから4連続得点。最後は石川が決め25-23と逆転で第3セットを奪った。

 勢いに乗る日本は第4セット、16-12と順調にリードを広げるも選手交代により攻撃パターンを変えてきたエジプトと互角の攻防を繰り広げ24-24のデュースに突入。ポイント先行を許す苦しい展開のなか粘りを見せるも、最後は石川のアタックが止められ28-30で第4セットを落とした。

 最終セットも一進一退の攻防が続き11-11で西田のサービスエースが決まってポイント先行。小野寺の速攻や藤井のブロックでマッチポイントとなると、相手のミスが出て15-13で決着。フルセットの死闘を制し4連勝を飾った。

 W杯バレーは出場12チームで1回戦総当たりのリーグ戦を行い、勝利数や勝ち点などを基に順位を決定。日本はエジプト戦で勝ち点3を奪えていれば米国と同じ勝ち点18で並び、セット率の差で3位に浮上していた。しかし試合がフルセットまでもつれた事で獲得した勝ち点は2。残り3戦で米国との逆転を目指すことになる。

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2019年10月11日のニュース