“キング”マークセンが貫禄連覇、PO制し待望今季初勝利

[ 2019年8月26日 05:30 ]

男子シニアゴルフツアー ファンケル・クラシック 最終日 ( 2019年8月25日    静岡県 裾野GC )

優勝したマークセン(右)は大会会長の池森賢二ファンケル代表取締役会長ファウンダーと笑顔
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 昨年まで3年連続賞金王のプラヤド・マークセン(53=タイ)が連覇を果たし、今季初勝利となるシニアツアー通算14勝目を挙げた。首位から出て72と伸ばせなかったが、通算9アンダーで並んだ田村尚之(55=ダイクレ)、石鍾律(50=韓国)とのプレーオフを3ホール目で制した。大会には3日間で計2万2157人が来場し、ギャラリー数は10年連続で2万人を突破した。

 “キング・オブ・シニア”のマークセンが待望の今季初勝利で賞金ランクトップへと躍り出た。一時は首位を明け渡しながらも最終18番パー5でバーディーを奪いプレーオフへと持ち込むと、プレーオフは3連続バーディーで石鍾律、田村を振り切った。

 昨年と同じプレーオフでの優勝に「今日は体調が良くなかったが、パットで粘った。プレーオフでは気持ちも体調も戻ってきた。プレーオフは好きです」と喜んだ。この日は昨年優勝時と同じ黄色いウエアで験を担いでいた。昨年は9月までに5勝も今季はここまで未勝利。シニア、レギュラーツアーに加え、全米プロシニア出場など海外遠征もあり、疲労が蓄積していた。だが、今後は日本国内での試合が続く。「日本にいる分には疲れない。シニアでは4年連続賞金王が目標」と高らかに宣言した。

 《田村力尽くも、今季最高2位》田村はプレーオフ3ホール目で力尽き、シニア通算2勝目はならなかった。それでも、9番のイーグルに加えて4バーディーと猛烈な追い上げを見せ、今季最高の2位に入った。シーズン序盤は背中や脇腹に痛みがあったが、前週のツアー外競技・札幌オープンから復調気配。「何とかショットは戻ってきてくれた。今日のゴルフは上出来。これから頑張ります」と話した。

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2019年8月26日のニュース