日本代表 スクラム高く“上方修正” W杯勝ち抜くため反則対策

[ 2019年8月23日 05:00 ]

日本代表(右)のスクラムをめくり上げるヤマハFW陣(撮影・吉田 剛)
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 北海道網走市で強化合宿中のラグビー日本代表は22日、ヤマハ発動機を相手に、FWのセットプレーの練習をした。W杯で当たる海外勢をイメージして、国内トップのスクラムの強さを持つ強豪に、高く組むように要望。ジャパンの武器である低いスクラムに幅を持たせ、反則撲滅を狙う。

 日本のラグビーでは珍しいかけ声が響いた。スクラム練習が始まってすぐ、日本代表の長谷川慎コーチは、ヤマハ発動機に「高く組もう」と呼びかけた。両者とも低さが武器だが、この練習は大柄な海外勢をイメージし、いつもより高く組むことがテーマだった。それを再認識させた。

 不動のレギュラー、プロップ稲垣が狙いを理路整然と説明した。

 「海外はスクラムが高い。それに対して低く組むのは有効というのは分かるんですけど、崩れた時に、低いことで(審判に)悪い印象を与えてしまう。崩させないことに、今はフォーカスしている」

 7月末からのパシフィックネーションズ杯では、スクラムで反則を取られる場面が目立った。低い姿勢の日本が先に崩れたと見られ、ジャッジに表れた。

 W杯1次リーグのロシア、スコットランド、アイルランド、サモアは大柄で力もあり、同様の展開が予想される。不用意な反則は、命取りになりかねない。フランカーのリーチ主将は「高く組むしかない。上から乗っかられるから低い方が反則を取られる。高く組みたくはないけど、そうしないと(審判に)弱く見られる」と、反則対策を口にした。

 初日のスクラム練習でミスが重なり、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの雷が落ちた。今合宿初の他チームとの手合わせとなったこの日は「前回、ジェイミーに言われて」(稲垣)と、チームは引き締まっていた。「国内最強」の呼び声が高いヤマハに押されたのは数えるほど。意識も姿勢も高くして、スクラムを磨く。

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