松山、連続予選通過25で止まった またリンクスに泣く

[ 2019年7月21日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全英オープン第2日 ( 2019年7月19日    北アイルランド ロイヤルポートラッシュGC=7344ヤード、パー71 )

11番、茂みの中から第2打を放つ松山英樹(撮影・沢田 明徳)
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 第2ラウンドが行われ、松山英樹(27=LEXUS)は1番でトリプルボギーを叩くなど74と落とし、通算3オーバーで2年連続予選落ちとなった。日本勢では稲森佑貴(24=フリー)と浅地洋佑(26=フリー)がともに通算1オーバーの58位で決勝ラウンドに進出。首位から68で回ったJ・B・ホームズ(37=米国)、67だったシェーン・ローリー(32=アイルランド)が通算8アンダーでトップ。タイガー・ウッズ(43=米国)は通算6オーバーで予選落ちした。

 コースの移動中や小休止の時間に、必死に腰を回しながらトップまでの動きを確認する姿があった。松山は乱れたショットの修正の糸口を探ったが、最後まで答えを導き出すことができず、2年連続の予選落ち。「悔しいですね。自信を持って打てなかった」と唇をかんだ。

 フェアウエーに置くことがより重要視されるリンクスコースでティーショットが左右に曲がり、フェアウエーキープはわずか6回。さすがの松山もこれでは勝負にならなかった。最初のつまずきは出だしの1番。雨の降る中で3Wが右に曲がってOBとしトリプルボギー。「自信を持っていったが、悪いスイングをしてしまった結果がOBになった」。朝の練習でいい感触で振れていたショットが想定外の軌道を描いた。

 それでも「3つ、4つ取れれば(週末も)チャンスが出てくる」と挽回を図り2、7番のパー5でバーディーと巻き返すも、ショットの乱れは後半も続いた。10、11番は第1打を右に大きく曲げたのが響き、連続ボギーで3オーバーに後退。さらにリンクスコース特有の気まぐれな風にリズムを崩した。この日は風向きが初日と全く逆。「10、11番が痛かった。終盤フォローになるので取れると思ったが、うまくいかなかった」と振り返った。

 予選落ちは昨年の大会以来1年ぶり。ツアーで継続中の記録としては最長だった連続予選通過試合も「25」で止まった。「全ては自分のせい。落ちたので(記録のことは)何もないです」。復活を印象づけていたこの一年で、唯一の予選落ちが2度のリンクスだったというのも偶然ではない。

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