タカマツ女子複決勝へ、韓国ペア撃破 フクヒロと決戦

[ 2019年7月21日 05:30 ]

バドミントン インドネシア・オープン ( 2019年7月20日    ジャカルタ )

女子ダブルスで決勝に進出した高橋礼(奥)、松友組=ジャカルタ
Photo By 共同

 各種目の準決勝が行われ、女子ダブルスは3年ぶりの優勝を目指す高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)と昨年覇者の福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)が決勝に進んだ。高橋礼、松友組は李紹希、申スンチャン組(韓国)に2―1で逆転勝ちし、福島、広田組は陳清晨、賈一凡組(中国)をストレートで下した。女子シングルスで世界ランキング4位の山口茜(再春館製薬所)は同1位の戴資穎(台湾)に2―0で快勝した。各種目の決勝は21日に行われる。

 女子ダブルスの高橋礼、松友組はパワフルな韓国ペアに逆転勝ち。高橋礼は「1ゲーム目で相手がスピードを上げていたので、2、3ゲーム目はスピードが落ちていたのが分かった。その隙をしっかりと狙うことができた」と冷静に試合を展開した。力で押す相手にコンビネーションとレシーブ力で対抗。尻もちをつきそうになりながらスマッシュを何度もはね返し、空いたスペースへ羽根を沈めた。8―11で折り返した第3ゲームも立て直し、21―15で押し切った。
 リオデジャネイロ五輪金メダリストとはいえ、混戦種目で勝つのは簡単ではない。伝統ある3月の全英オープンは1回戦負け。今大会の2回戦と準々決勝はそろって体調が思わしくなかったが、何とか乗り越えた。高橋礼は「久しぶりに大きい大会の決勝に来られたのが幸せ」。決勝も2人らしくプレーする。

 《フクヒロ、全英OP雪辱》女子ダブルスの福島、広田組は、今大会同様に格付けの高い3月の全英オープン準決勝で敗れた相手に21―14、21―12点で快勝。雪辱を果たし、福島は「全英の時は向こうに攻め切られたり、自分たちがばたばたしたりしてレシーブでもうまくつくれなかったが、今日はできていた」とうなずいた。格下に苦戦した1回戦から尻上がりに調子を上げてきた。2連覇が懸かる日本勢対決の決勝へ、広田は「2人らしくチャレンジしたい」と意気込んだ。

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2019年7月21日のニュース