競泳世界選手権25人代表決定

[ 2019年6月3日 05:30 ]

競泳 ジャパン・オープン最終日 ( 2019年6月2日    東京辰巳国際水泳場 )

競泳世界選手権の壮行会で、記念写真に納まる日本代表の選手たち
Photo By 共同

 世界選手権(7月、韓国・光州)代表の追加選考会を兼ねて行われ新たに内定した8人を加えた25人が日本代表に決まった。最終日の派遣標準記録突破者はゼロ。今大会の突破者は女子100メートル平泳ぎの青木玲緒樹(24=ミズノ)とリレー自由形の青木智美(24=あいおいニッセイ同和損保)2人だけ。派遣記録に届かなかった6人を追加選出する苦渋の選択となった。

 《派遣標準突破選手2人 平井監督「残念」》競泳委員長を務める日本代表の平井伯昌監督(56)が大会前に「プラス10人」と期待した新たな派遣標準突破選手は、わずか2人にとどまった。全競技を終え、同監督は「(平泳ぎの)渡部選手もそうだし、あと数名突破してくれると思っていたところが入らなかったのは残念」と総括した。

 東京五輪の出場権が懸かるリレーは、4月の日本選手権の結果と合わせて江原騎士(25=自衛隊)ら6人を選出。「全員が(派遣標準を)突破してくれることを望んでいたが、五輪の枠を獲るための特別措置のような形」と説明した。今後はそれぞれ遠征、高地合宿などで強化を進める。「個人種目が少ない部分をどうカバーするか。明確な目標を持ってこのメンバーで戦えるようにしたい」と厳しい表情を浮かべた。

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