富樫勇樹がBリーグ日本人初の1億円プレーヤーに「子どもたちに夢を与えたい」

[ 2019年6月3日 19:24 ]

年俸1億円!笑顔の千葉ジェッツ・富樫勇樹(右)と島田慎二社長(撮影・吉田 剛)
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 バスケットボール男子、Bリーグの千葉の富樫勇樹が日本人選手初の1億円プレーヤーになった。Bリーグの大河正明チェアマンが3日、都内で会見し、「千葉が1億円プレーヤーを輩出する先頭を切ったチームになった」と来季年俸の大台到達を発表。富樫も千葉の島田慎二社長とともに会見した。

 富樫は「未来の子どもたち、これからバスケを始める子、今一生懸命頑張っている子に夢を与えられたらと思い、発表に踏み切った。今まで以上のプレッシャーとの闘いになり、今まで以上の期待で見られると思うが、僕自身乗り越えられると思っている」と話した。

 昨季に続き今季もチャンピオンシップ決勝でA東京に敗れて頂点には届かなかった千葉だが、富樫は司令塔としてけん引しレギュラーシーズンでは52勝8敗と史上最高勝率をマーク。活躍が評価され、初めてリーグMVPにも選ばれた。

 Bリーグによると出場給や勝利給などのインセンティブを含まない年俸で、日本人選手の今季平均は1310万円。日本代表選手の平均は3010万円という。来季が4季目となるリーグで、1億円プレーヤーは日本人選手初となった。

 1メートル67の小さな体でつかんだビッグマネー。プロ野球では巨人の菅野智之投手の年俸6億5000万円(推定)を筆頭に、多数の億超えプレーヤーが存在する。バスケットボールも富樫の大型契約を機に、夢のあるリーグへ歩み始めた。

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