大坂なおみ 全仏オープン初戦突破!世界90位に崖っぷちから大逆転勝利

[ 2019年5月29日 00:48 ]

テニス 全仏オープン第3日 ( 2019年5月28日    パリ・ローランギャロス )

第1セット、サーブを放つ大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 世界ランク1位の大坂なおみ(21=日清食品)が18年全米、19年全豪に続き史上初のグランドスラム3大会連続優勝へ好発進した。日本人初の第1シードで登場した大坂は、女子シングルス1回戦で世界ランキング90位のアンナ・シュミエドロバ(24=スロバキア)と対戦し、0―6、7―6、6―1で初戦を逆転勝利で突破した。

 全仏オープン初のセンターコートでの初戦。重圧の中での第1セット、いきなりブレークを許し、1ゲームも取れないままゲームカウント0-6でこのセットを落とした。

 予想外の展開も、上着を着用して切り替えて臨んだ第2セットでは第1ゲームをキープ。調子を取り戻した大坂は第2ゲームをラブゲームでブレークし、第3ゲームでは連続サービスエースを決めキープ。3ゲーム連取し流れを引き寄せた。

 だが、天候に流れを止められた。雨が降り出し、約5分間の中断を挟んで臨んだ第4ゲームから3連取され、ゲームカウント3-3と追いつかれた。ジュースまでもつれた第7ゲームはサービスエースでしっかりキープ。だが第9ゲームでブレークを許し、4-5と絶体絶命で迎えた第10ゲーム。攻めのショットで初めて声をあげて喜ぶなど自分を鼓舞するように攻めの姿勢を貫きブレークバックを決めた。

その後はブレーク合戦となり6-6でタイブレークへ突入。2ポイントを先取しリードする展開で、7-4でタイブレークを制した。

 第3セットは大坂が第2ゲームから怒涛の6ゲーム連取。再三もつれた第2セットとは打って変わって落ち着きを取り戻し、6-1とあっさり決めた。

 2回戦の相手は世界44位のビクトリア・アザレンカ(29=ベラルーシ)に決定。12年に世界1位を経験し2度の全豪優勝を誇る強敵との「新旧女王対決」となる。

続きを表示

2019年5月28日のニュース