元バレーボール日本代表・南克幸氏 引退後営業マンから「年商100億社長」に転身

[ 2019年4月28日 22:15 ]

バレーボール元日本代表の南克幸氏
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 元バレーボール全日本代表の南克幸氏(48)が28日放送の日本テレビ「明石家さんまの転職DE天職3時間SP第8弾!あなたも第二の人生考える?」(日曜後7・00)に出演、人気バレー選手から「年商100億社長」へ転身を遂げた理由を明かした。

 現役時代は2メートルの長身を生かしたミドルブロッカーとして活躍し、バルセロナ五輪(1992年)などに出場した。引退後は大手企業の営業マンとして第二の人生をスタートさせていた。

 そんな南の人生に転機をもたらしたのは妻の父の一言だった。
 「私(の病気)はもうよくなりません。私の後を継いで社長になってもらいたい」

 南の実家を訪れた義父は明らかに体調が悪く見えた。だが、義父は創業130年を誇る大企業を率いていた。サラリーマン生活5年の経験しかない南が、簡単に引き受けられる話ではなかったが、「難しいなら、会社を売却します」と義父も引き下がらない。南は1か月半、熟慮した末、義父の“願い”に応じることにした。

 だが、もう一波乱待っていた。1カ月後の役員会議で南の新社長就任を認めてもらう運びになっていたが、その3日前、義父は倒れて昏睡状態になってしまう。やむなくひとりで役員会議に臨んだ南だった。さいわい、役員会議では異論はでず、社長就任が正式に決まった。

 南は病床の義父のもとへ。そして「しっかり後を引き継ぎます」と誓った。その数分後、義父は静かに息を引き取ったという。南は「安心されたのかなと思った」と振り返る。

 南が、2013年2月に社長を引き継いだ義父の会社は老舗海運業の加藤海運(本社・神戸市)だった。大型船19隻を保有し、グループ全体で従業員400人以上、年商100億円を誇る。年収について金額は明かさなかったが、「現役時代よりアップ、アップ、アップです」と笑顔を見せた。

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