小出義雄さん通夜に約1000人 祭壇はボルダーの雪山をイメージ

[ 2019年4月28日 20:55 ]

<故・小出義雄さん 通夜>高橋尚子らと高地合宿を行った米国・ボルダーの山をかたどった祭壇 (撮影・西川祐介)
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 24日に肺炎のため、80歳で死去した陸上女子長距離の名指導者、小出義雄さんの通夜が28日、千葉県佐倉市のさくら斎場で営まれ、約千人が参列した。

 祭壇は多くの教え子と高地合宿を行った米コロラド州ボルダーの雪山をイメージしたもの。1997年世界選手権のマラソンで優勝した鈴木博美さん(50)は小出さんが高校1年の時の担任でもあった。「父といるよりも長い時間を過ごした。“鈴木、ジョギングに行くぞ”と今にも言うように見えた。信じられない」と偲んだ。

 03年世界選手権女子マラソン銅メダリストの千葉真子さん(42)は「教えていただいたことは生き続ける。いつも太陽のように選手を照らし、輝かせてくれた。心にぽっかり穴があいたような気持ち」と目に涙を浮かべた。

 29日は告別式が行われ、00年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さん(46)が弔辞を読むことが発表された。

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