鈴木博美さん、小出さんとの会話明かす「金メダル獲らせてあげたかった」

[ 2019年4月28日 23:17 ]

小出義雄さん通夜に参列した鈴木博美さん(撮影・西川祐介)
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 24日に肺炎のため、80歳で死去した陸上女子長距離の名指導者、小出義雄さんの通夜が28日、千葉県佐倉市のさくら斎場で営まれた。白と緑の花で飾られた祭壇は00年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さん(46)ら多くの教え子と高地合宿を行った米コロラド州ボルダーの雪山をイメージ。生前に「何かあったら使ってくれ」と語っていたお気に入りの笑顔の写真も飾られ、約1000人の弔問客が足を運んだ。

 多くの教え子も参列し、97年世界選手権女子マラソン金メダリストの鈴木博美さん(50)は「今でも信じられない気持ちがある」と語った。現役時代は「練習嫌い」と振り返る鈴木さんは小出さんについて「上から目線でやりなさいとは言わなかった」と明かす。「入院した後に“もっと頑張らせて(五輪の)金メダルを獲らせてあげたかった”と言っていた」と気丈に話した。

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