乾&吉田、“不完全燃焼”2位 乾は厳しく「目標点に届いてない」

[ 2019年4月28日 05:30 ]

アーティスティックスイミングジャパン・オープン   第1日 ( 2019年4月27日    東京・辰巳国際水泳場 )

デュエットテクニカルでエネルギッシュな演技を行う乾友紀子(右奥)と吉田萌 (撮影・西川祐介)
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 デュエット・テクニカルルーティン(TR)は世界選手権(7月、韓国・光州)代表の乾友紀子(28=井村ク)吉田萌(23=ザ・クラブピア88)組が91・3775点で2位となった。チームTRは世界選手権代表で臨んだ日本(乾、吉田、小俣、京極、塚本、福村、丸茂、安永)は91・3871点で優勝。非五輪種目ではソロTRで乾が92・0159点で2位だった。

 デュエットTRの乾、吉田組は不完全燃焼に終わった。今季から取り組む女忍者をテーマとする「くのいち桜吹雪」を十分に演じることができず、乾は「泳いでいて違和感はなかったが、目指した点数に届いていない」と厳しい表情。吉田も「脚や首の振り方が甘い。(規定要素の出来を示す)エレメンツももう少し稼がないといけない」と反省した。

 井村ヘッドコーチが「脚は今までの日本のデュエットで、最も似ている。音感も良い」と評価するペア。速いテンポの曲に乗り、息の合った脚技は見せたが、優勝したロシアと比べて高さなどで見劣りした。和のテイストを前面に出した演目はインパクトに欠け、観客の手拍子はまばら。結成から1年足らずのペアは、まだ発展途上にある。

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2019年4月28日のニュース