安田、全英女子OP切符へ単独首位「オーガスタの経験生かす」

　女子ゴルフのアジアパシフィック女子アマ選手権は27日、茨城県のザ・ロイヤル（6431ヤード、パー72）で第3日が行われ、首位と4打差の5位からスタートした安田祐香（18＝大手前大1年）が単独トップに立った。1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、通算4アンダー、212で2位に2打差をつけた。優勝者は今季のエビアン選手権、全英女子オープン、来年のオーガスタ・ナショナル女子アマに出場できる。

　日本期待の安田がオーガスタ・ナショナル女子アマ3位の貫禄を見せ王手をかけた。寒さに加え、時折、雨も降る中、2バーディー、2ボギーで迎えた15番。まずはバーディーで通算イーブンに戻すと、16番パー5ではグリーン手前からパターで約20メートルを沈めるイーグル。17、18番も連続バーディーで、上がり4ホールで5つスコアを伸ばした。一気にトップに立ち「終盤は難しいのに15番を取れて波に乗れました」とうれしそうに語った。

　大学生になったばかりだが、国内女子ツアーで10試合連続決勝ラウンドに進んだこともあるトップアマ。今季のプロテスト受験も予定している。海外ツアーも目指し英語も勉強中で、海外メディアには英語でのインタビューにも挑戦した。1月に痛めた腰に不安を残すが、「オーガスタの経験を生かして期待に応えたい。いつも通りのプレーができれば」と自信をのぞかせた。