石川祐希 不振の経験糧に「結果を今まで以上に追求したい」

[ 2019年4月4日 13:44 ]

デサントの社員と記念撮影する石川祐希
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 バレーボール男子全日本のエースで、イタリア1部(セリエA)シエナで今季のプレーを終えた石川祐希(23)が4日、昨年からアドバイザリー契約を結ぶデサントの東京・目白のストアを訪れ、シーズン終了の報告を行った。高校の頃から「フィット感があって使いやすい」というサポーターのほか、スキンズやインナー、普段着や寝る時まで「ほぼ100%、デサントを使っていた」という石川。バスで最長11時間かかったアウェーへの遠征時にストレスが軽減され、チームメートからも「カッコいい」とウエアをほめられたそうで、「うれしかった」と明かした。

 社員に出迎えられた石川は、ユニホームが当たるじゃんけん大会などで交流。新入社員へのメッセージを求められると、プロ1年目を支えてくれた周囲への感謝や仲間を尊重する姿勢の重要性とともに、「自分が努力をやめたら、それ以上の進歩はないし、新しいチャンスは巡ってこない」と強調。「いいことも悪いこともあるが、それは全てチャンスと思う。そのチャンスで恐れることなく、やりたいと思ったことにチャレンジしてください」と激励した。

 先月29日の帰国後は帰郷や恩師へのあいさつなどでリフレッシュできたという。ネーションズリーグ(5~7月)やワールドカップ(10月)を控える2019年度の全日本メンバーにも選ばれ、「代表も苦しい状況に置かれていると思う。それを何とかすることにモチベーションやチャンスがあると思う」と今季不振だったシエナで奮闘した経験を生かす考えを示した。東京五輪前年でもあり、「内容もそうだが、結果を今まで以上に追求したい。ラインは見えていると思う。そこに到達できるように、選手とスタッフで本気になってトライしていきたい」と意気込んだ。

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2019年4月4日のニュース