フェンシング協会「暴力的な行為の廃絶目指す」 コーチの暴力問題で声明発表

[ 2019年4月4日 16:00 ]

日本フェンシング協会の太田雄貴会長
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 日本フェンシング協会は4日、3月22日にブエノスアイレスで開催された男子エペのワールドカップ(W杯)の個人戦の会場で暴力的な行為を行ったとして日本代表コーチを処分したと公式サイトで発表した。

 協会は太田雄貴会長(33)名義で「暴力的行為に対する対応について」との声明文を掲載。「暴力的な行為を行ったと判断されるコーチについて、直ちに現地において暫定的措置として謹慎とするとともに、帰国を待って事実関係を調査のうえ、2019年3月31日に処分(活動停止1か月、国内外の試合への帯同禁止6か月)を決め、関係機関に報告致しました」とした。

 さらに「暴力的な行為についてはその廃絶を目指して、競技結果等にかかわらず、厳正に対応する方針です」と締めくくり、暴力根絶への決意を示した。

 日本は同大会の団体戦でエペの男女を通じて初めてW杯優勝。しかし、ウクライナ人コーチのオレクサンドル・ゴルバチュク氏(46)が選手に平手打ちの暴行をしたことが関係者への取材で明らかになった。選手にケガはなく、コーチも反省しているという。

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2019年4月4日のニュース