フェンシング協会、エペ代表コーチの暴力行為で処分発表

[ 2019年4月4日 15:47 ]

 日本フェンシング協会は4日、ブエノスアイレスで3月に開催された男子エペのワールドカップ(W杯)で日本代表コーチに選手への暴力的な行為があったとして、活動停止1カ月、国内外の試合帯同禁止6カ月の処分を科したと発表した。この大会の団体戦で日本はエペの男女を通じて初めてW杯優勝を果たした。

 問題の行為があったのは2020年東京五輪に向けてエペを指導するウクライナ人のオレクサンドル・ゴルバチュク氏(46)。3月22日、W杯男子個人戦に敗れた選手に試合後、競技会場で平手打ちの暴行をしたという。処分の開始時期は、暫定処分が開始された同23日としている。

 日本協会の太田雄貴会長は「暴力的な行為についてはその廃絶を目指して、競技結果などにかかわらず、厳正に対応する方針」との声明を出し、自身のツイッターでも「選手たちがベストコンディションでオリンピックシーズンに挑めるように引き続きバックアップしていきます」と記した。

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2019年4月4日のニュース