萩野 男子400個人メドレー決勝棄権、原因不明の不調

[ 2019年2月17日 05:30 ]

競泳 コナミオープン第1日 ( 2019年2月16日    千葉県国際総合水泳場 )

競泳コナミオープン 男子400メートル個人メドレー予選に出場した萩野(撮影・西川 祐介)
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 16年リオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(24=ブリヂストン)が同種目の予選を全体7位で通過したが、決勝を棄権した。原因不明の不調に陥っている。

 日本男子のエースはうつろな目で、電光掲示板を見つめた。予選4組で、最後の自由形で追い込まれながら何とか1位でフィニッシュしたが、4分23秒66のタイムは自己ベストから17秒以上も遅い。決勝は棄権し、予選後に予定していた取材も中止となった。

 平井伯昌コーチ(55)は「理由が分からない。体調面なのか、メンタル面なのか、総合的なものかもしれない。本人も分からないと申している。病院に行くように言いました」と説明した。17日に出場を予定していた200メートル個人メドレーも棄権する。19日に出発予定だったスペインでの高地合宿の参加も白紙となった。

 萩野は1月の浜名湾選手権でも不調だった。今月4〜12日に実施したグアム合宿で、平井コーチは大橋悠依(23=イトマン東進)ら他の選手もいる中、萩野に付きっきりで指導。何度もミーティングを重ねた。試合前日練習やレース前のアップでは体は動いていただけに、平井コーチは「練習と全然違う泳ぎ。本人も落胆しています」と首をひねった。世界選手権(7月、韓国・光州)の選考会となる日本選手権は4月2日に開幕。現状を打破できなければ、日本代表入りにも黄信号がともる。

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2019年2月17日のニュース