璃花子へ 回復願い寄せ書き、予定オーバー「3畳分」に

[ 2019年2月17日 05:30 ]

競泳 コナミオープン第1日 ( 2019年2月16日    千葉県国際総合水泳場 )

競泳コナミオープン 池江璃花子への応援メッセージで埋め尽くされた3枚の寄せ書き(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 白血病を公表した競泳女子のエース、池江璃花子(18=ルネサンス)が出場予定だった大会の会場で、回復を願う寄せ書きが行われた。大会前日に日本代表のチームメートが激励の言葉を記入した白布に、小中学生の出場選手や保護者、観客らが応援メッセージを記入。約485人分が集まり、一日2枚の予定だった白布は初日だけで3枚に達した。寄せ書きは17日も実施される。

 「びょう気になんて負けないでください」「元気になって泳ぐ姿が見たいです」「いつも池江さんの泳ぎをみて、けんきゅうしています!」――。会場入り口に設置された1畳分の白布がカラフルな文字で埋まった。自分のレースを終え、メッセージを書き込んだ小学生男子選手は「池江選手の泳ぎを参考にしている。早く良くなってほしい」と話した。

 大会前日の選手控室で、青木智美(ATSC.YW)、持田早智(ルネサンス)、中村克(イトマン東進)の3人が白布にメッセージを記入。池江と日本代表でリレーメンバーを組む青木は「必ず戻ってくるという言葉を信じて待ってます」と記した。午前8時の開場と同時に選手や観客が白布を取り囲み、予選が終わった昼の時点で1枚目に余白がなくなったため2、3枚目が用意された。入場無料で観客数は未発表ながら、寄せ書きは初日だけで約485人分。メッセージは大会後、池江に届けられる。

 選手たちも池江に届ける活躍を改めて誓った。連絡を取っているという今井月(愛知・豊川高)は「璃花子も(試合を)見てくれていると思うので頑張らないと」と決意。女子200メートル自由形で優勝した800メートルリレーメンバーの白井璃緒(東洋大)は「璃花子1人に頼っていた部分があった。抜けたのは大きいけど、(リレーの)4人が1人0・5秒以上タイムを上げて、璃花子の分をカバーできれば」と表情を引き締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年2月17日のニュース