錦織 ストレート4強、自ら仕掛けリズム 世界6位確定

[ 2019年2月17日 05:00 ]

男子テニス ABN・AMROワールド ( 2019年2月15日    オランダ・ロッテルダム )

ABN・AMROワールド シングルス準々決勝でフチョビッチと対戦する錦織
Photo By 共同

 シングルス準々決勝が行われ、第1シードで世界ランキング7位の錦織圭(29=日清食品)は同38位のマートン・フチョビッチ(27=ハンガリー)を6―3、6―2で下して4強入りした。16日の準決勝で世界68位のスタン・バブリンカ(33=スイス)と対戦する。

 初対戦のフチョビッチとの打ち合いで、世界ランキング7位の錦織は38位の相手との実力差を見せつけた。危なげない戦いぶりで4強入りし「1セット目は苦しみながらのラリーも多かったが、しっかりディフェンスできた。2セット目はしっかり自分から攻撃的に打って結構ものにできた」と収穫を口にした。

 第2セットは先に2ゲームを連取されたが、果敢に前へ出るプレーを織り交ぜて巻き返した。事前の分析では「絶対に自分から打たないとラリーは終わらせてくれない選手。彼はスライスを多く使うので、それを頭に入れていた」と対策を立て、自ら仕掛けてリズムをつかんだ。

 今季は開幕戦のブリスベン国際で約3年ぶりのツアー優勝。全豪オープンでは準々決勝のジョコビッチ戦で無念の途中棄権となったが、好調をキープしている。大会後に発表される世界ランキングでフェデラー(スイス)を抜いて6位に浮上することが確定。6位以内は5位だった17年4月17日以来となる。「一年の初めからアグレッシブで、ミスも少なくプレーが安定している」と実感を込めた。

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2019年2月17日のニュース