ロコ・ソラーレ PO1回戦黒星、中部電力にまたも不覚

[ 2019年2月17日 05:30 ]

カーリング 全農日本選手権第5日 ( 2019年2月16日    札幌市・どうぎんカーリングスタジアム )

<ロコ・ソラーレ・中部電力>プレーオフ、中部電力に負け、悔しがる藤沢=中央(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 平昌五輪銅メダルで1次リーグ2位のロコ・ソラーレ(1次リーグ2位)は女子プレーオフ1回戦で、2大会ぶりの優勝を目指す中部電力に5―8で敗れた。17日の準決勝で北海道銀行と対戦し、その勝者が中部電力との決勝に進む。前回優勝の富士急は北海道銀行に7―9で競り負けて敗退した。男子プレーオフ1回戦は昨秋のパシフィック・アジア選手権優勝のコンサドーレが2連覇の懸かる札幌国際大に11―3で大勝し、決勝に進んだ。札幌国際大は準決勝で、チーム東京と戦う。

 ロコ・ソラーレは中部電力に2戦2敗。五輪メダリストが同じ相手に続けて不覚を取った。スキップ藤沢は「負けた原因は分かっているので、次は大丈夫と勝手に思っている」と努めて平静に語った。第3エンド、藤沢のショットが狙いより手前のストーンに当たって外れるミス。要所でやや精度を欠いた。藤沢は「相手もうまかったが、私たちに石1個分とか、ちょっとしたミスが出た。もう少し厳しい位置に石を置ければよかった」と準決勝以降への修正点を口にした。

 ≪中電・松村、殊勲の最終投≫中部電力は1次リーグ初戦に続いて、五輪銅メダルのロコ・ソラーレを再び破った。同点の第9エンド、サード松村の2投目で、本来は最後2投の北沢が投げてしまうアクシデントがあったが、最終投を任されることになった松村は前体制の司令塔。「緊張した。投げたくないと思った」と言うが、ハウス(円)手前のストーンをかわして相手の石をはじき出し、一挙3点で大勢を決めた。スキップでセカンドの中嶋は「強い相手に勝ちを積み重ねて自信になっている」と話す。手応えを深め、決勝に臨む。

続きを表示

2019年2月17日のニュース