宇野 主要国際大会初Vに「優勝というのはすごくうれしい」世界選手権へ「無理をせずに無理をする」

[ 2019年2月10日 16:53 ]

<四大陸選手権男子フリー>左から2位の金博洋、優勝・宇野昌磨、3位のビンセント・ゾウ(撮影・長久保 豊)
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 欧州をのぞく国と地域で争うフィギュアスケートの四大陸選手権男子フリーが9日、米国カリフォルニア州アナハイムであり、ショートプログラム4位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)は合計289・12点で逆転優勝をした。

 3本の4回転ジャンプを全て成功し、いずれも加点を大きく引き出した。今季導入の新ルールになってフリー世界最高得点となる197・36点をマークした。演技を終え、氷上に倒れ込むほど全力での演技に「フリーが終わった直後は、うれしいという気持ちはなくて、何とかやり切ったという気持ちだった」と宇野。

 平昌五輪銀メダリストにとって、シニア初の主要国際大会での優勝になった。会見では「僕は結果にこだわらずに試合に挑むと言い続けてきましたけど、優勝はうれしいことですし、どういった形であれ、優勝というのはシニアに上がって大きな大会で初めてなので、すごくうれしいですけど、世界選手権は練習をたくさんして、なおかつ優勝できるようにしたいです」と、語った。

 この1カ月あまりで右足首を3回捻挫し、想定通りの練習が積めずに今大会に入った。3月の世界選手権に向けて「無理をせずに無理をする。難しい言葉だし、難しいことですけど、ケガをする、しないのギリギリのラインで頑張って練習したい」と、前を向いた。

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