野中生萌がスピード初代女王「嬉しい」タンクトップで熱いアタック

[ 2019年2月10日 17:28 ]

スポーツクライミング、スピード・ジャパンカップ ( 2019年2月10日    昭島・モリパークアウトドアヴィレッジ )

<スポーツクライミング・スピードジャパンカップ>決勝で伊藤ふたば(右)に先着し優勝した野中生萌(撮影・小海途 良幹)
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 今年新設された第1回大会で、野中生萌(XFLAG)が初代女王に輝いた。予選をトップの9秒546で通過すると、決勝トーナメントも順当に1回戦、準々決勝、準決勝を突破し、伊藤ふたば(TEAMau)との決勝でこの日最速の9秒388をマーク。「第1回ということもあって、少し特別感があった。優勝できて嬉しい」と笑う21歳は、1月のボルダリング・ジャパンカップと合わせて2冠となった。

 晴天だった予選とは一転、太陽が雲に隠れた決勝トーナメントは厳しい寒さとなったが、野中は1人だけタンクトップでアタック。「スポンサーのロゴが入っているのがタンクトップかジャケットしかなくて。ジャケットで登るのはなめているかなと思って、脱ぎました」。競技の間はカイロを使って体が冷えないように努め、決勝では序盤にミスがあったものの終盤に逆転。優勝を決めると、両手を振って歓声に応えた。

 男子はスピードのスペシャリスト、池田雄大(千葉県連盟)が優勝。「ここは取らなきゃと思っていた」と胸を張っていた。

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