【玉ノ井親方 視点】引退よぎる稀勢、後は本人の気持ちがどこまで持つか

[ 2019年1月16日 05:38 ]

大相撲初場所3日目   ●稀勢の里―栃煌山○ ( 2019年1月15日    両国国技館 )

栃煌山に敗れ、冴えない表情の稀勢の里(撮影・島崎忠彦)
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 稀勢の里は気持ちの余裕がなくなってしまっている。栃煌山のもろ差し狙いは想定内。ならば、突き放していくとか他に仕掛ける方法はあったはず。でも、素直に正面から当たっていった。元々、器用じゃない力士だけど、引っ掛かるのは相変わらず左手一本で何とかしようとしているところ。しかもその左もうまく使い切れていない。おっつけにいきながら、半身になってしまっている。あの体勢では十分に力を出し切れない。相手にもろ差しを許し、左から投げられ寄り切られた。

 3連敗でかなり厳しい状況に追い込まれたが、ここまで来たら執念で土俵に上がり続け、できることをやってみるという考え方もある。4日目の錦木は左の相四つなので、左を差すこともできる。ただ、頭の中に引退の文字もよぎっているだろうから、後は本人の気持ちがどこまで持つか。 (元大関・栃東)

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