レイブンズのタッカー、まさかのミス!通算223回目のエクストラポイント初めて失敗

[ 2018年10月22日 12:38 ]

TDのあとのキックを外したレイブンズのタッカー(AP)
Photo By AP

 NFLを代表するキッカー、レイブンズのジャスティン・タッカー(28)が21日に地元ボルティモア(メリーランド州)で行われたセインツ戦でTDのあとに狙ったエクストラポイント(PAT)のキックを失敗。NFLデビュー以来、222回連続で決めていたキックを初めて外し、チームは23―24(前半10―7)で敗れた。

 場面は第4Qの残り24秒。レイブンズはQBジョー・フラッコ(33)がWRジョン・ブラウン(28)に14ヤードのTDパスを通して23―24と1点差に迫り、キックによるPATを決めれば同点というシチュエーションだった。

 ところが2012年のデビュー以来、これをすべて成功させてきたタッカーがポストの右に外して7万人の地元ファンはぼう然。同点機を逃したレイブンズはそのまま敗れ、今季成績は4勝3敗となった。

 タッカーはテキサス大時代、キックによるPATを71回すべて成功。NFLのルール変更でPAT(キック)の距離が20ヤードから33ヤードに伸びた2015年以降も112回全部決めていた。

 本人は「何か起こったのかわからなかった。自分がチームにダメージを与えてしまった」とがっくり。決めていれば延長戦にもつれ込んでいた可能性が大きかっただけに痛恨のキック・ミスとなった。

 勝ちを拾った?セインツは5連勝で5勝1敗。前週にパス獲得ヤードで歴代最多記録を樹立したQBドリュー・ブリーズ(39)は30回中22回のパスを通して212ヤードと2TDをマーク。通算TDパスは501となり、史上4人目の大台(最多はペイトン・マニングの539)に到達した。

 好調ラムズは敵地サンタクララ(カリフォルニア州)で49ersを39―10(前半22―7)で退けて1985年以来、実に33年ぶりとなる開幕7連勝。QBジャレッド・ゴフ(24)は24回中18回のパスを通して202ヤードと2つのTDを記録した。

 49ersは5連敗で1勝6敗。QBのC・J・べサード(24)はラムズ守備陣の圧力でリズムを狂わされ、7度のサックと2度のインターセプトを2度喫して敗れ去った。

 <その他の結果>

*チャージャーズ(5勝2敗)20―19タイタンズ(3勝4敗)

テキサンズ(4勝3敗)20―7*ジャガーズ(3勝4敗)

*コルツ(2勝5敗)37―5ビルズ(2勝5敗)

パンサーズ(4勝2敗)21―17*イーグルス(3勝4敗)

ライオンズ(3勝3敗)32―21*ドルフィンズ(4勝3敗)

ペイトリオッツ(5勝2敗)38―31*ベアーズ(3勝3敗)

バイキングス(4勝2敗1分け)37―17*ジェッツ(3勝4敗)

*バッカニアーズ(3勝3敗)26―23(延長)ブラウンズ(2勝4敗1分け)

*レッドスキンズ(4勝2敗)20―17カウボーイズ(3勝4敗)

*チーフス(6勝1敗)45―10ベンガルズ(4勝3敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月22日のニュース