大坂 WTAファイナル黒星発進 新旧全米女王対決でスティーブンスに敗れ黒星発進

[ 2018年10月22日 23:07 ]

WTAファイナル初戦、ゲームを失ってガックリする大坂(AP)
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 女子テニスの最終戦、WTAファイナル第2日は22日、シンガポール室内競技場で行われ、世界ランキング4位で初出場の大坂なおみ(21=日清食品)は1次リーグ初戦で、こちらも初出場で同8位の昨年全米覇者のスローン・スティーブンス(25=米国)に5―7、6―4、1―6で敗れ黒星発進となった。

 シングルスで日本選手がWTAファイナルに出場するのは2003年の杉山愛以来3人目。新旧全米女王対決となった初戦、大坂のサーブから始まった第1セット、いきなり第1ゲームをブレークされる立ち上がり。だが、第2ゲームをすぐにブレークバック。第3ゲームから第6ゲームまでは互いにキープしたが、第7ゲームをブレークされるとバイン・コーチを呼んでアドバイスを受けた。すると第8ゲームは相手のサーブのミスもあり、ブレークバックと流れを渡さず。第9ゲームもピンチに2本のサービスエースで切り抜けキープ。だが、第11ゲームをブレークされ、続く第12ゲームをキープされてこのセットを失った。

 第2セットは互いにゲームをキープする展開。ようやく第6ゲームを大坂がブレーク。第9ゲームをブレークバックされたが、続く第10ゲームをブレークし、このセットを6―4で奪った。

 しかし第3セットは第1ゲームでいきなりブレークされる苦しい展開。第2ゲームは40―0とブレークバックのチャンスだったが、そこから5連続ポイントを許してブレークならず。ゲームの流れをつかめないまま第5、第7ゲームでも立て続けにブレークを許して敗れた。

 各組で総当たり戦を実施し、上位2人がトーナメント方式の準決勝に進出する。大坂は1次リーグで世界3位のアンゲリク・ケルバー(30=ドイツ)、10位のキキ・ベルテンス(26=オランダ)と対戦する。

 B組は世界2位で昨年優勝のキャロライン・ウォズニアッキ(28=デンマーク)、7位のペトラ・クビトバ(28=チェコ)、6位のエリナ・スビトリナ(24=ウクライナ)、5位のカロリナ・プリスコバ(26=チェコ)で、21日にはスビトリナとプリスコバが初戦に勝利している。世界1位のシモナ・ハレプ(27=ルーマニア)は椎間板ヘルニアのために欠場した。

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