宮原SP首位発進 今季自己最高点「自信持って降りることができた」

[ 2018年10月22日 05:30 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカ第2日 ( 2018年10月20日    米ワシントン州エバレット )

女子SPで首位に立った宮原
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 女子ショートプログラム(SP)が行われ、ほぼノーミスの演技を見せた宮原知子(20=関大)が73・86点で首位発進を果たした。坂本花織(18=シスメックス)が71・29点で2位につけ、本田真凜(17=JAL)は62・74点で4位だった。フリーは21日(日本時間22日)に行われる。男子はSP首位のネーサン・チェン(19=米国)がフリーでもトップの189・99点をマークし、合計280・57点で大会2連覇を決めた。

平昌五輪4位の宮原が、上々の首位発進を果たした。冒頭のルッツ―トーループの連続3回転に着氷。一気に勢いに乗り、ほぼノーミスの貫禄の演技を見せた。「3回転―3回転は絶対に大丈夫という自信を持って降りることができた。それは一つ収穫」。今季の自己最高である73・86点に、納得の表情を見せた。

 今季は「チャレンジ」をテーマに、高さを出すジャンプ改革に取り組む。初戦USインターナショナルのSPでは3本のジャンプ全て回転不足。フリーのみのジャパンオープンも回転不足の連続となったが、新ジャンプを貫く成果が実を結び始めている。「うまく力に変えることができた」と振り返った。

 音楽を流して本番を想定した前日の公式練習中に坂本と衝突した“アクシデント”にも動じなかった。「自信を持って演技することを心に留めて練習してきた。それを出せるように頑張る」。大会2連覇へ視界は良好だ。

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2018年10月22日のニュース