紀平 トリプルアクセルの系譜受け継ぐ「NHK杯で決めたい」

[ 2018年10月8日 05:30 ]

GPシリーズの会見を行った(前列左から)松岡氏、宮原、宇野、坂本、荒川さん、織田さん(後列左から)紀平、田中、松田
Photo By スポニチ

 11月9日開幕のフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(広島)の会見が7日、都内で行われ、今季シニアデビューの紀平梨花(16=関大KFSC)が日本勢初のシニアGP初戦Vへ自信を見せた。「最近調子が良くて(トリプルアクセルを)10回中7回くらい跳べている」と好調ぶりを明かし「笑顔で終われるように頑張りたい」と力を込めた。

 デビュー戦で優勝した9月のオンドレイ・ネペラ杯では、国際スケート連盟公認大会の女子では、浅田真央以来2人目となるフリーで2度のトリプルアクセルに成功。会見では、その大技を武器にした伊藤みどりさんから「難しい技だけどぜひNHK杯でも成功させて。自分の力を発揮できるように頑張って」とビデオレターで激励を受けた。紀平は「NHK杯で決めたいと凄く思う」と闘志を高めた。伊藤、浅田と続くトリプルアクセルの系譜を、16歳のホープが継承する。

 ≪宮原、後輩の活躍刺激に≫宮原知子(20=関大)は新世代の台頭を力に変える。トリプルアクセルを跳ぶ16歳の紀平と登壇し「彼女の気持ちいいジャンプを自分もできたらなと思って、いつも一緒に練習している」と明かし「下からどんどん上がってくるのは必然。自分の力に加えられるように、刺激をもらいたい」と語った。前日のジャパンオープンではジャンプで転倒。「質のいいジャンプができれば」と修正を誓った。

続きを表示

2018年10月8日のニュース