錦織 ツアー決勝8連敗…凡ミス34本乱調「原因分からない」

[ 2018年10月8日 05:30 ]

男子テニス 楽天ジャパン・オープン最終日 ( 2018年10月7日    調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ )

試合後、ガッツポーズをするメドベージェフ(右)とうなだれる錦織(撮影・小海途 良幹)
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 シングルス決勝で、世界ランキング12位で第3シードの錦織圭(28=日清食品)は、同32位のダニル・メドベージェフ(22=ロシア)に2―6、4―6で敗れた。得意のリターンでわずか5ポイントしか奪えずに完敗。2年8カ月ぶりのツアー優勝を逃し、ツアー決勝8連敗となった。予選から勝ち上がったメドベージェフはツアー3勝目を挙げ、優勝賞金38万4120ドル(約4360万円)を獲得した。

 15―0になっただけで満員の客席が沸いた。第2セット第5ゲーム、錦織が6ゲームぶりにリターンゲームでポイントを奪った。ツアー屈指のリターン巧者が、得意のリターンで青息吐息。日本のエースの窮地に観客も必死にもり立てた。

 しかし、なけなしの1ポイントも連続エースであっという間に吹き飛ばされた。球足が速く、しかもよく跳ねる今大会のコート。高速サーブだけでなく、高く弾む第2サーブの処理にも苦戦し、7ゲームをラブゲームでキープされた。「サーブが良くてチャンスをくれなかった」とお手上げだった。

 16年2月のメンフィス・オープン以来、ツアー優勝から遠ざかり、決勝では7連敗中だった。決勝ゆえの力み、緊張はなく、連戦の疲労もなかったというが、ストロークも前日までの切れ味が鈍り、凡ミスは34本を数えた。「いつも入ったショットが入らなかった。原因は分からないがミスが早かった」と錦織自身も乱調の原因を見つけあぐねていた。

 第2セットも「タイブレークまでいけば」「最終セットまでいけば」と望みをつないでいたが、4―5で迎えた第10ゲームをブレークされて万事休す。最後の一歩がまたしても遠く、ツアー決勝8連敗。「勝ててないのは事実だが、あまり気にしていない。決勝まで来られているのは評価できる。引き続きチャレンジするだけ」。右手首のケガからの復帰シーズン。満足感と悔しさがないまぜになった母国での準優勝だった。

 ≪22歳メドベが圧勝≫メドベージェフが錦織を圧倒した。ブレークポイントを与えたのは第1セット第1ゲームの1ポイントのみ。深く低いストロークでも錦織を押し込んだ。1月のシドニー国際に続いて予選を勝ち上がっての優勝。22歳の若さで今年8月に結婚し「その時は57位だったから結婚は大成功だったね」と笑顔。今回の優勝で自己最高の20位台に浮上し、ロシア勢のトップに立つ。

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