中田ジャパン、ドミニカ撃破 若きエースと中堅かみ合って劇勝

[ 2018年10月8日 05:30 ]

バレーボール女子世界選手権第7日 ( 2018年10月7日    名古屋市・ガイシプラザほか )

日本―ドミニカ共和国 第1セット、スパイクを決める古賀紗理那
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 世界ランク6位の日本は、同9位のドミニカ共和国をフルセットで退け、2次リーグで白星スタートを切った。古賀紗理那(22=NEC)、黒後愛(20=東レ)の両エースが力を発揮し、最終セットは石井優希(27=久光製薬)が要所で決めて振り切った。16チームが2組に分かれる2次リーグは1次リーグの成績が持ち越され、各組3位までが3次リーグに進む。日本は5勝1敗となった。

 負ければ崖っ縁に立たされる2次リーグの初戦で、若きエースと経験豊富な中堅がかみ合った。まずは古賀と黒後が高い打点から次々とスパイクを突き刺してリズムをつくった。第1セット5―7の劣勢から、古賀がブロックも含めて3連続得点し逆転。第2セットもジュースの熱戦をもぎとった。

 しかし、ドミニカは高さで対抗し2セットを奪い返して最終セットに突入。すると中田久美監督は石井を投入。これが的中し、流れを引き寄せる3得点。マッチポイントは古賀が強烈なスパイクで締めた。中田監督は「最後まで諦めず、よく戦ってくれた。途中で入った選手が頑張ってくれた」と一丸を強調。殊勲の石井は「控えとして絶対必要なときがくる。攻める気持ちだった」と胸を張った。

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