青学大まず1冠 2年ぶり4度目出雲制覇 史上初2度目の3冠へ好発進

[ 2018年10月8日 15:16 ]

2年ぶり4度目の優勝を果たした青学大アンカーの竹石尚人=出雲ドーム
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 学生3大駅伝の初戦、第30回出雲全日本選抜駅伝は8日、島根・出雲大社正面鳥居前から出雲ドーム前まで6区間45・1キロで行われ、青学大が2時間11分58秒で2年ぶり4度目の優勝。箱根駅伝5連覇と史上初となる2度目の学生駅伝3冠へ、まずは1冠を制した。

 1〜3区までを力のある上級生を配置するなど、前半から勝負をかけた青学大。1区・橋詰大慧 (4年)は、残り2キロで集団から抜け出した東洋大、城西大を追う中、残り1キロの地点でスパートをかけ、2校を引き離して首位でたすきリレー。2区・鈴木塁人(3年)が区間賞の走りで差をさらに広げると、3区・森田歩希主将(4年)は、区間賞は拓大のワークナー・デレセ主将(4年)に譲ったものの貫禄の走りで独走態勢を築いた。

 青学大の恒例の作戦名は「よろしく大作戦」。原監督は前日7日の会見で「4度目の優勝を、6区間で競い、ポイントは4区。9度目の出場で(優勝を)果たしたいと思っています」と語り、語呂合わせの「4・6・4・9」で作戦を決めたと明かしていたが、そのポイントの4区で吉田圭太(2年)が快走。5区・生方敦也(3年)もリードを守り、アンカー6区・竹石尚人(3年)が猛追する東洋大を後半に突き放し、先頭でゴールテープを切った。

 2位は東洋大。昨年優勝の東海大が3位に入った。

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