パナ開幕3連勝、SO山沢がMOM 指揮官「ワールドクラス」

[ 2018年9月16日 05:30 ]

ラグビー トップリーグ第3節最終日 ( 2018年9月15日    秩父宮ほか )

<東芝・パナソニック>前半、攻め込むパナソニック・山沢
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 7試合が行われ、パナソニックが東芝を31―24で下し、開幕3連勝とした。SO山沢拓也(23)が2トライを含む計21得点を挙げてマン・オブ・ザ・マッチを獲得。司令塔としての才覚を余すところなく披露し、1年後に迫ったW杯代表入りをアピールした。トヨタ自動車は日野に勝ち、今季2勝目を挙げた。

 TMO判定の乱発に不満をぶちまけたロビー・ディーンズ監督も、山沢について問われると「今週末、2人のワールドクラスのSOが秩父宮でプレーした。1人がダン・カーター、1人が山沢だ」と神戸製鋼に加入した元ニュージーランド代表の名前を持ち出し絶賛した。特に強いインパクトを残したのが前半34分。自陣インゴールからキックで脱出せずに自ら仕掛けて、約70メートルの大ゲイン。キックでWTB山田につなぎトライを演出した。

 2つのトライもウイング顔負けのスピードとキックを駆使したもの。「うまくいった部分もあるが記憶の中にはうまくいかなかったプレーもたくさんある」。現状でW杯代表候補漏れが不思議なほどのプレーを見せ「アピールしたい」と本音も漏らした。

 ≪トヨタ姫野、反則を反省≫トヨタ自動車は狙い通りボーナス点を得たものの、後半に一時7点差に詰め寄られる苦戦。中盤に集中的に反則を取られたのが原因で、自ら2トライを挙げたフランカー姫野主将も「具体的にどこがいけないのかレフェリーに教えてもらえず、対応できなかった」と反省した。ジェイク・ホワイト監督は「姫野はまだ若い(24歳)。マネジメントを学んだはず」とさらなる成長に期待した。

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