故斉藤仁氏、谷本歩実さん IJF殿堂入り ともに五輪2連覇

[ 2018年9月16日 05:30 ]

殿堂入りする斉藤仁氏と谷本歩実さん
Photo By 共同

 柔道でともに五輪2連覇を達成した男子の故斉藤仁氏と女子の谷本歩実さん(37)が国際柔道連盟(IJF)殿堂入りすることが15日、分かった。日本人では6、7人目となる。20日開幕の世界選手権(バクー)に合わせ、18日に現地で行われる式典で正式に発表される。

 青森県出身の斉藤氏は84年ロサンゼルス大会から当時の95キロ超級を連覇。全日本柔道連盟強化委員長だった2015年1月に肝内胆管がんのため54歳で死去した。愛知県出身の谷本さんは2004年のアテネ、08年の北京両大会で63キロ級を制覇した。

 ◆斉藤 仁(さいとう・ひとし)1961年(昭36)1月2日生まれ、青森市出身。東京・国士舘高―国士舘大。84年ロサンゼルス、88年ソウルと95キロ超級で日本男子初の五輪連覇を達成。04年アテネ、08年北京両五輪では男子監督を務めた。全日本柔道連盟強化委員長だった15年1月20日、肝内胆管がんのため54歳で死去。

 ◆谷本 歩実(たにもと・あゆみ)1981年(昭56)8月4日生まれ、愛知県安城市出身の37歳。愛知・桜丘高―筑波大。04年アテネ、08年北京と63キロ級で五輪連覇を達成。10年に現役を引退。現在はコマツ女子柔道部で助監督を務める。1メートル58。

続きを表示

2018年9月16日のニュース