奈紗7差11位、バーディー締めで最終日へ「いい形で終われた」

[ 2018年9月16日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権第3日 ( 2018年9月15日    フランス エビアン・リゾートGC=6523ヤード、パー71 )

エビアン選手権第3日 18番でチップインバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える畑岡
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 16位から出た畑岡奈紗(19=森ビル)は4バーディー、1ボギーの68でホールアウト。最終18番でチップインバーディー締め。通算7アンダーで首位と7打差の11位となった。65をマークしたエイミー・オルソン(26=米国)が通算14アンダーで単独首位。上原彩子(34=モスバーガー)は通算5オーバー、横峯さくら(32=エプソン)は通算8オーバーでそれぞれ予選落ちしている。

 最終18番。グリーン横約20メートルからチップインバーディーを決めると、畑岡は白い歯をこぼした。3つスコアを伸ばしてホールアウト。上位をキープして最終日を迎えることとなり、「今日は3日間で一番ショットがよかった。いい形で終われたのでイメージはいい」とうなずいた。

 5番で6メートルを沈めてバーディー先行。続く6番パー4で第3打が寄らずにボギーを叩くも、9番パー5で2オンに成功してバーディーを取り返した。後半では13番パー5で第3打をピン手前3メートルにつけてバーディーを奪う。そして、18番のチップインバーディー。畑岡の言葉通り、ショットの安定が4バーディーにつながった。

 昨年から米女子ツアーに参戦。1年間で好不調の傾向を自己分析してきた。スイングがぶれるとショットが右に出る傾向があり、その原因を「トップがオーバーめになるクセがあった」と振り返る。実際にイーブンパーに終わった第2日は、ティーショットが右にぶれてフェアウエーキープ率は69%だった。この日は85%と1日で修正。「ギリギリまで調整していました」。19歳ながら、自分の悪癖を理解していることが、好成績を支えている。

 首位とは7打差。3メートル前後のバーディーパットを外す場面もあり、「あと2つ3つバーディーを取れたらよかった」とも話した。だが、7月の全米女子プロでは最終日に9打差を追いついてプレーオフに持ち込んだ実績もある。「最終日はビッグスコアを出して、上位に絡めるように頑張る」。大逆転Vへ、猛チャージを仕掛ける。

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