奥原希望 日本人対決制し3年ぶりV王手「主導権握って戦えた」

[ 2018年9月15日 12:58 ]

決勝進出を決めた奥原希望
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 バドミントンのダイハツ・ヨネックス・ジャパン・オープン第5日は15日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、女子シングルス準決勝では世界ランキング8位の奥原希望(23=日本ユニシス)と大堀彩(21=トナミ運輸)との日本人対決を2―0(21―12、21―12)で制し、3年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。

 第1ゲームは13―11から5連続得点、第2ゲームは11―9から7連続得点した。相手を動かして、ミスを誘い、ゲーム中盤で一気に突き放す理想的な展開。「彩選手の攻撃的なショットにもしっかり対処できていた。無理して攻めずに主導権を握って戦えたことが勝因」と試合巧者ぶりを発揮した。

 一昨年は大会中に右肩に痛みが発症し、昨年は右膝を負傷して準決勝を前に棄権した。不運が続いた大会だけに「まずは準決勝まで戦ってこれたことにホッとしています」と胸をなで下ろした。今年は東京五輪の会場で初開催。「この会場で試合できる機会は少ないので、数多く試合をしたかった。5試合できるのはうれしい。決勝でもいい経験ができればいい」。16日の決勝は2年後の五輪金メダルへ向けた絶好のシミュレーションの機会になる。

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2018年9月15日のニュース