桃田、五輪金の林丹撃破!憧れの選手から初白星で4強「少し寂しさ」

[ 2018年9月15日 05:30 ]

バドミントン ダイハツ・ヨネックス・ジャパン・オープン第4日 ( 2018年9月14日    東京調布市・武蔵の森総合スポーツプラザ )

林丹に快勝して4強入りした桃田賢斗
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 各種目の準々決勝が行われ、男子シングルスで初優勝を狙う世界王者の桃田賢斗(24=NTT東日本)は08年北京、12年ロンドン五輪2連覇の林丹(リンタン)(34=中国)を2―0で下し、4強入りした。女子シングルスでは奥原希望(23=日本ユニシス)と大堀彩(21=トナミ運輸)が準決勝に進み、山口茜(21=再春館製薬所)は敗退した。

 桃田ほどの実力者でも憧れの選手との対戦前は平常心ではいられなかった。林丹とは15年全英オープン以来3年ぶり2度目の対戦。「集合場所に来た時もオォ〜と思った。緊張よりもワクワク感があって、少しフワフワしていた」。それでもゲームが始まると、気持ちを入れ替えた。「林丹選手は守備の上手な選手。無理して攻めないようにしよう」と五輪を2度、世界選手権を5度制している34歳のレジェンドをラリーで前後に大きく揺さぶった。第1ゲームは3―3から8連続得点で勢いに乗り、21―8で奪取。第2ゲームも相手のミスを次々と誘い、21―10で圧倒。「我慢して長いラリーができたので勝てた」と勝因を挙げた。

 子供の頃から映像を繰り返し見て研究していた憧れの選手から初白星。「やってやったぞ、というより少し寂しさがあった」と複雑な思いを吐露したが、「次は自分がやらなきゃいけないという気持ちが芽生えた」と力強く語った。林丹が過去3度手にしているタイトルまであと2勝だ。

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2018年9月15日のニュース