内村航平が自己ベストの87・750点で圧勝、世界選手権へ視界良好

[ 2018年9月15日 18:20 ]

体操・全日本シニア選手権 ( 2018年9月15日    北九州市立総合体育館 )

全日本シニアのあん馬の演技後にガッツポーズを見せる内村(右)
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 男子個人総合で内村航平(29=リンガーハット)が貫禄の演技を披露し、3年ぶり5度目の優勝を果たした。

 団体総合の連覇と個人総合のV奪回を狙う世界選手権(10月25日開幕、カタール)前のラスト実戦。大舞台を見据えて難度を上げて臨み、確かな手応えを得た。1種目目のあん馬でいきなりガッツポーズを作ると、3種目目の跳馬では「自信と恐怖心を半々で持っておけば跳べる」と話していた「ヨー2」は着地で少し動いただけ。自身が生まれた北九州市、大学1年時に全日本学生選手権を制した思い出の会場で、圧巻のパフォーマンスを見せた。

 6種目合計の87・750点は、5月のNHK杯の86・965点を上回って現行ルールでの自己ベスト。4月の全日本選手権は連覇が10で、連勝が40でストップしたが、状態はどんどん上がってきている。「調子が戻ってきて、体操は難しい、おもしろい、楽しいなって気持ちがわいてきた」。キングがいるべき場所、黄金に輝く世界の頂がはっきりと視界に入ってきた。

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2018年9月15日のニュース