奈紗、V圏耐えた!通算4アンダーキープ ショット修正が巻き返し鍵

[ 2018年9月15日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権第2日 ( 2018年9月14日    フランス エビアン・リゾートGC=6523ヤード、パー71 )

第2ラウンド、2番でティーショットを放つ畑岡
Photo By 共同

 首位と2打差の4位から出た世界ランク15位の畑岡奈紗(19=森ビル)は2バーディー、2ボギーの71で回り、通算4アンダーで上位をキープした。ショットが乱れた後半は苦しんだが、パープレーで耐えた。

 好調だった第1ラウンドの勢いそのままに、畑岡が幸先のいいスタートを切った。1番。初出場ながらコースの特性を熟知したショットがチャンスを呼び込んだ。第2打はグリーンの右奥に落ちたが、そこから傾斜を使ってピンまで1メートルに運んだ。楽々決めてバーディー発進。6番でも第2打をピン右2メートルにつけてこの日2個目のバーディー。一気に首位争いに加わった。

 第1ラウンドは、13ホール中12ホールでフェアウエーをキープ。パット数は25と完璧な内容だった。「思うようなショットを打てるようにして引き続きパットはいい状態で持っていけたら」と意気込んだが、この日はスコアを伸ばすことはできなかった。

 9番は第2打がピンに当たって大きく跳ねる不運。9メートルのバーディーパットが2メートルオーバーし、返しも外して痛恨のボギーとした。後半もショットの安定感を欠いて再三ピンチを招いた。10、11番はパーセーブで危機を脱したが、12番はグリーン左横のバンカーからの第3打が寄らずにボギー。スタート時の4アンダーに戻してしまった。その後はピンチをしのいで迎えたパー3の16番。第1打をグリーン右3メートルにつけたが、惜しくもバーディーパットはカップの右をかすめた。結局、スコアを伸ばすことができず、順位を下げた。

 それでも苦しみながら上位には踏みとどまった。「4日間、フェアウエーをキープできれば、優勝に近づけるかも」と話すように、ショットの修正が巻き返しへの起爆剤となりそうだ。

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2018年9月15日のニュース