神野大地がたどり着いた、腹痛の原因と解決策

[ 2018年5月12日 21:40 ]

日体大記録会 ( 2018年5月12日 )

日体大記録会に参加し、東京五輪出場の夢を語った神野大地
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 プロランナーとしてスタートを切った神野大地(24=東京陸協)が、不安を払拭して夢舞台へ突き進む。

 神野はこれまで駅伝やマラソンでレース中の腹痛に悩まされてきた。2月の東京でも痛みに襲われて失速。その後、病院での検査を経て、ようやく原因が特定できた。「横隔膜と臓器の擦れが原因でした。僕は横隔膜が人よりもめちゃくちゃ大きい。普通は横隔膜と臓器の間に内臓脂肪があるけど、僕は脂肪がない。(横隔膜が)大きいプラス内臓脂肪がないことで、きつくなった時に擦れて痛みが出る」

 解決策は、内臓脂肪を意図的につけることだった。レースの1週間前から毎食後にフルーツの缶詰を食べると、4月の記録会2試合、この日のレースでも腹痛は起きなかった。「マラソンをやってみてどうなるかは分からないけど」と言うものの、確かな手応えをつかんでいた。

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2018年5月12日のニュース