ＮＢＡラプターズがケイシー監督を解雇　チーム歴代最多の５９勝を挙げながら非情の人事？

解任されたラプターズのケイシー監督（ＡＰ）
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　ＮＢＡラプターズのマサイ・ユージリ球団社長は１１日、７季目を迎えていたドウェイン・ケイシー監督（６１）の解雇を発表した。

　ラプターズは今季チーム歴代最多の５９勝（２３敗）を挙げ、東地区の第１シードとしてプレーオフに進出。しかし地区準決勝で第４シードのキャバリアーズに４戦全敗のスイープで敗れていた。

　キャバリアーズに対してはプレーオフで３年連続の敗退。うち２回がスイープによるもので、７日に敗退が決まってから４日後に指揮官が更迭されることになった。

　ユージリ社長は「彼（ケイシー監督）が間違ったことをしたのではない。しかし我々は新しい何かを模索することを選択した。そういう時が来たとも言える」と解任に至った経緯を説明。レギュラーシーズンでの好成績よりも、プレーオフを勝ち抜ける人材に重点を置く姿勢を示した。

　ケイシー監督はティンバーウルブス時代を含めてＮＢＡでは通算３７３勝３０７敗。今季はファイナル終了後に発表される年間最優秀監督の有力候補にも挙げられている。