33歳の母親 フランスのマルティノ 2大会連続の銀「このポジションを維持するのは楽じゃない」

[ 2018年2月20日 15:52 ]

女子ハーフパイプで優勝し、セレモニーで笑顔のカナダのキャシー・シャープ(中央)。左は2位でフランスのマリー・マルティノ、右は3位で米国のブリタ・シガニー(共同)
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 フリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)決勝はマリー・マルティノ(フランス)が92・60点で2位に入り、14年ソチ五輪に続く2大会連続の銀メダルを獲得した。

 33歳のママさんライダーは「プレッシャーはあったけど、打ち勝てた。このポジションを維持するのは楽じゃない。上手くやれて興奮している」と喜びをかみしめた。

 確かな技術とオールドスクール(古風)な滑りで手堅く得点を稼いだ。ともに90年代生まれの2選手の間に割って入り「(金メダルの)キャシーも(銅メダルの)ブリタもとてもいい滑りをした。おそらく女子最高峰の試合を今日の決勝で見せられたことは、私個人のメダル以上に価値がある」とベテランらしく話した。

 09年にメリローズちゃんが生まれ、競技から離れたが、ソチ五輪出場に向け11年に現役復帰。この日は愛娘も応援に駆けつけ「彼女は私の人生の宝物。その存在が地に足をつけさせてくれる。私はひとりの母親。それが一番大切なことなの」とママの顔をのぞかせていた。

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2018年2月20日のニュース