渡部暁「少し足らなかった」 前半飛躍で首位もドイツ勢の猛追に屈す

[ 2018年2月20日 22:43 ]

平昌冬季五輪 ノルディックスキー複合個人ラージヒル

<ノルディックスキー複合ラージヒル個人>5位でのゴールに座り込み、ぼう然とする渡部暁斗
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 前半飛躍(ヒルサイズ=HS142メートル)をトップに立った渡部暁斗(29=北野建設)。「正直、厳しい戦いになると思います。向こう(ドイツ勢)はチームでしっかり追い上げてくると思いますから」の“予想”が当たってしまった。

 後半距離(10キロ)。ノーマルヒルを制した4位のフレンツェルには24秒差をつけたが、5位にルゼック、6位にリースレとドイツ勢3人が並びで、一人で引っ張る形になった渡部暁に対し、3人まとまっての追撃。3周目の途中で追いつかれ、ラスト4周目、勝負どころの最後の上りを前に後退し、5位に終わった。

 ルゼックが金、リースレが銀、フレンツェルが銅とドイツ勢がメダルを独占。悲願の金メダルどころか、メダルを逃す結果に渡部暁は「厳しかったですね。前半、とりあえず逃げてみて…ハイペースで入ったので、そこで力を使ってしまった。自分で仕掛けようと思っていたところで残っていた力を使っていったんですけど、少し足らなかったですね」と肩を落とした。

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