暁斗5位 前半飛躍で首位も猛追許す…ドイツ勢がメダル独占

[ 2018年2月20日 22:09 ]

平昌冬季五輪 ノルディックスキー複合

<ノルディックスキー複合ラージヒル個人>前半のジャンプでトップに立った渡部暁斗
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 個人ラージヒルが行われ、前半飛躍(ヒルサイズ=HS142メートル)で首位につけた渡部暁斗(29=北野建設)は後半距離(10キロ)で逆転を許して5位に終わり、銀メダルだったノーマルヒルに続くメダルには届かなかった。ドイツ勢がメダルを独占した。

 渡部暁は前半飛躍で不利な条件の中、134メートルを飛んで首位に立った。ノーマルヒルで五輪2連覇を果たした4位のエリック・フレンツェルと24秒差。「簡単に逃げ切れるとは思っていない」と話していた通り、4〜6位に3人並んだドイツ勢らに追い上げられ、3周目の途中で7人のトップ集団に。渡部暁は最後の1周に勝負を懸けたが、最後の上りを前に後退し、ゴールした時点でトップから12秒5遅れた。

 ノーマルヒルでは前半飛躍3位から2大会連続の銀メダル。そしてラージヒルは前半飛躍でトップに立ちながらメダルにも届かず、複合の個人種目で日本人初となる金メダル獲得は持ち越しとなった。

 他の日本勢はベテラン永井秀昭(34=岐阜日野自動車)が12位、初出場の山元豪(23=ダイチ)が16位、渡部善斗(26=北野建設)が20位だった。

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2018年2月20日のニュース