小野塚彩那は5位 2大会連続メダルならず フリースタイル女子HP

[ 2018年2月20日 11:35 ]

平昌冬季五輪 フリースタイルスキー女子ハーフパイプ決勝

<平昌冬季五輪・スキー女子ハーフパイプ決勝>決勝2本目、エアを決める小野塚彩那
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 平昌冬季五輪は20日、フリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、日本女子勢で唯一決勝に進んだ小野塚彩那(29=石打丸山ク)は、最終3回目に82・20点をマークしたものの5位。ソチ五輪の銅メダルに続く、2大会連続のメダル獲得はならなかった。

 優勝は2回目に95・85点をマークしたキャシー・シャープ(カナダ)、2位は92・60点でマリー・マルティノ(フランス)、3位は91・60点でブリタ・シガニー(米国)だった。

 持ち前の高いエアと滑らかに技をつなげる技術を武器に、昨年の世界選手権を制した小野塚。1回目は最初のエアで大技の横2回転半を決め、その後、2回転の連続技などを披露したが、5本目の横1回転半を跳んだ後の着地でお尻をつき、50・80点。2回目は冒頭の横2回転半で、スキー板がリップ(壁の最も高い位置の角)に引っ掛かりメダル圏外の77・20点。

 後のない3回目、冒頭で大技の横2回転半を鮮やかに成功させると、その後も横2回転の連続技などを決め、順調に演技を続けた。しかし、最後に再び挑んだ横2回転は、回転が足らず着地が乱れる痛恨のミスとなり、思わず天を仰いだ。82・20と得点を伸ばしたもののメダル圏内に届かなかった。

 決勝は3回の試技のうち最も高い得点を採用し、順位を決定する。

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